SM: 特に楽しかったわけじゃない  SM: 特に悲しかったわけでもない  SM: いつもどおりの日々  SM: でもいつもと少し違う今日  SM: 日常の情景 第参回  SM: 「じゃのめでおむかえ。」  SM: 天気予報というのは、えてして頼りにならないもの。  SM: 降水確率20%でも、80%でも、振るときは、振る。  SM: そういう時に限って、傘なんてもってない。  シャル: きゃーきゃー  SM: その日のシャルも、傘なんて持っていなかった。  シャル: ていうか傘自体持ってないかも  SM: 突然振った雨に、ちょっとそこらの閉店中の酒屋の下で雨宿り。  SM: まぁ、絵での売りにいったんでしょうかねぃw  SM: 絵でも  シャル: 「ふぅ、参りましたわ」  SM: 道行く人々も、突然の雨に驚いて  シャル: 売ってる日なのか描いてる日なのかがミソ  SM: 鞄や腕を傘代わりに、ぴしゃぴしゃと足で水を跳ねて走っていきます  SM: 売ってる日かな。  シャル: 「わっ。あぶなっ」よけよけ  SM: その酒屋の軒下には、貴女と同じように  SM: 突然の雨に、避難した人たちが立ちすくんでいます。  SM: ざーーー、ざーーーー。  SM: どんどんと激しくなっていく雨。  シャル: どないしよーみたいなカンジでぼけーと眺め  SM: そして…ふと、視界の隅に傘を持った人影が。  シャル: 「(誰かのお迎えかなぁ・・・)」ぼへー  SM: 何故か、シャルは灰藤を連想します。  SM: まぁ、すぐに自分で打ち消してしまうでしょうけど。  シャル: 「(・・・・家政夫・・・)」ぽつり  SM: 「遅いー」 「ごめん、降るなんて思わなかったから─」  SM: やっぱり、違った.  シャル: 「ふぅ・・・・」  SM: そして、一人、また一人と  SM: 軒下の人たちは、減っていきます  シャル: 「(いつになったらやむのかなぁ・・・)」  SM: 迎えにくる、傘。赤い傘、黄色い傘、青い傘に黒い傘。その下で、心配した顔でかけてくる人々。  SM: ぼーっとと雨を眺めて、ぼーっとそんな人々を眺めているうちに  SM: そこには、シャル一人だけが残されました。  シャル: 「・・・・・・くまたん、まだやまないねー・・・」少し寂しくなってきた ---7:35 PM 入室キー認証中--- ---7:35 PM リィトさんがやってきました---  SM: みゃー。  リィト: こんばんわ  シャル: にゃー  SM: ばわっす。  シャル: にゃわー  SM: その時。足元で、そんな鳴き声が。  シャル: Σ  シャル: 「・・え?」足下見  SM: みゃー。 ---7:36 PM 【リィト】から【リィト(見物中)】になりました---  SM: そこには、ふてぶてしくも貴女の足元で丸くなり大きなあくびをしている、猫。  SM: トラみたいな縞模様の、猫が蹲っていました。  SM: にゃー。  シャル: 「(ここのお店の猫かなぁ)」とりあえず飛びかかってこなさそうなんで安心  SM: 「雨、止まないな」  シャル: Σ  シャル: ねこ!?  SM: 猫が、ぽつりと呟きます。欠伸まじりに。  シャル: 「!」  シャル: 「い、今貴方喋りました!?」猫に驚いて話し掛け  SM: 「そんな驚く程でもなかろ」  SM: ふぁ〜あ。  SM: 「匂いが違うから、分かるさ。あんたも同類だろ」ごろごろ。  シャル: 「だって普通猫喋らないじゃないです?」  シャル: 「・・・・・オナカマさんですか」ほっ  SM: 「ふつーはな」苦笑  SM: 「そーいうことだ」尻尾を振り上げると、それは途中から二本に分かれています。  シャル: 「で、猫さん、貴方はどうしてここに?」  シャル: 「あ、ネコマタさんですか」  SM: 「あんたと同じだと思うぞ」  シャル: 「たまたま雨が降ったから?」  SM: 「そういうこと」  SM: 「濡れるの、嫌いだからな」  シャル: 「凄い偶然ですわね。こんな狭いとこに妖怪が二人も雨に追いやられるなんて」くす ---7:41 PM 【梨花(見学)】から【ヨゴレ(見学)】になりました---  SM: 「…ああ、とんだ偶然だ。しかも二人とも、ずーっと待ちぼうけときたもんだ」猫の口だけど、確かに小さく笑って。また、欠伸を一つ。  シャル: 「雨は濡れるし服が汚されるから嫌いですわ」  シャル: おかえりー  SM: おかーす。  いぶき@見物: おかですー  SM: 「ああ。濡れるし、毛皮も汚れるし」  ヨゴレ(見学): レス不要とでもするかほうっておけばよかったか。たら  シャル: 「まあ、私たち結構似てるとこあるみたいですね」くすすっ  SM: 二つに分かれた尻尾をふりふり。彼は、降りしきる雨を眺めています。  シャル: 「私シャル。この子くまたん、よろしくね。猫さん」くまたんを猫に見せて  SM: 「みたいだな」にゃう。どうやら、彼は笑ったようです。変な鳴き声を上げて、ちらりとシャルを見上げます。  SM: 「おう、シャルに、くまたんか。よろしく」くまに、二本の長い尻尾をこすりつけ。  SM: 「俺は、トラ。この辺りうろついてる、ただの猫又だ」  シャル: 「トラさんですか。よろしくです」にこっ(珍)  SM: 「ああ、また会うかどうかはしらないが」にゃ。再び、少し顔を歪めて。不器用に笑います。  SM: 「広い名古屋で、こうして会ったのも…あれだ。なんかの縁ってヤツかな」また、尻尾をふりながら。降りしきる雨を眺めます。  シャル: 「そうかもしれませんわね」  SM: いや…シャルは、トラのその目が、雨の、道路の、向かいの喫茶店の、さらに向こうを眺めているような気がしました。ほんの一瞬だけ、何の気まぐれだかしらないけれど。  シャル: 「・・・・・トラさんは誰かを待ってる身の上ですか?」ふと聞いてみる  SM: 「…あんたこそ。さっきから、人が通るたびに顔見てるじゃねぇか」ふりふり。  SM: そういうトラも、人が通るたびに顔を少し上げて、すぐに伏せて。ちょっと残念そうに、にゃあと鳴く。それの、繰り返しです。  シャル: 「私は・・・・・いえ、今は来るワケないですわね」ふぅ  シャル: (ていうか来られてもなあと思ってたり)  SM: 「そっか」ふりふり。  シャル: 「トラさんって、人間に猫として飼われてたんですの?」ずかっと聞いてしまう  SM: 「ん」  SM: 「…んー」肯定の響きを含んだ、短い唸り声。  SM: トラの目は、通りを行く人々の顔を一人ずつ、確認するように見つめています。  シャル: 「・・・その人間って、トラさんに優しかったですか?」嗚呼直情(何  SM: 「…優しかった、な」  シャル: 「幸せでしたか?」  SM: 「ただの野良猫として生まれて、そのまま車に跳ねられて。そんな俺が、生まれてよかったと思えるくらいには幸せだったな」  シャル: 「そうですか。それは良かったです」上を見上げ少し嬉しそうに  SM: 「怪我して、ぼろぼろの猫を拾って、そのままずっと育てるなんざ。随分人間ってお人よしだなーって、思ったもんだ」  シャル: 「いい人間は本当に優しいですから・・・・」ふと悲しい顔をし  SM: 「にゃー」懐かしそうに。思い出の中の主人に甘えるように。一声、鳴いて。  灰藤(見学): ふう、ただいまです・・・びくびくレスはいりません  シャル: をのれ・・・  SM: 「…良い人間は、かぁ」  SM: 「シャルが会ったのは、どんな人間だった?」  シャル: 「人間と一緒の思い出ってあまりないんです・・・」  SM: ぺろぺろと湿った毛皮を舐めながら、ちらりと目を向けます。  SM: 「そか」  シャル: 「でも今居るネットワークのところに居る人間が凄いいい人なんです」  SM: ざーーー。ざーーーー。  シャル: 「でも、気まぐれで女王様」くすすっ  SM: 「へぇ」  シャル: 「凄い人間らしい欲張りで、でも根は優しい。そんな人です」  SM: 「…いいひとだな」にゃあ、と冗談交じりに鳴きながら。  シャル: 「ふふ・・・相手次第ってカンジの人です」  SM: 「シャルに優しいって言わせるんだ。きっと、すげぇいいひとだな」 「…っと、なるほど」苦笑するように。  シャル: 「さー・・・相手次第だと思います」家政夫のコトが脳裏を8ぇ  SM: …w  SM: 「…雨、止まないな」  シャル: 「・・・・なかなか止みませんね・・・」ふぅ  SM: ざーーー。ざーーーー。まだ、雨は降りつづけます。  SM: ててててて。ぱしゃぱしゃぱしゃ。  シャル: Σ  SM: 二人が眺めるとおりを、一人の女の子が走っていきます。  シャル: 「あ、あぶなっ!」  SM: ずるっ。びしゃーん。  SM: 「…あーあ」  シャル: あ”  シャル: 「・・・・・・あらまあ」他人事  SM: 水溜りに思いっきり足をとられて、女の子はつっぷしたまま。  シャル: 「・・・・・がんばれ!」助けに行けるワケがない  SM: 「…立てー、そのまま濡れるぞー」  SM: トラの声なんか、聞こえてないでしょうが。シャルの声も、聞こえたかは分かりませんが  SM: 女の子はべそをかきながらも、立ち上がって、  SM: ごしごしと目を拭いて。泥がついた顔で、また走っていきます。  SM: 「…元気な子だなー」  シャル: 「・・・ふぅ」  SM: 「随分、ほっとしたみてーだな」 ---7:58 PM 入室キー認証中--- ---7:58 PM 丈一郎(見物)さんがやってきました---  丈一郎(見物): こんばんは〜  シャル: 「だって助けに行ったら服汚れちゃうじゃないですの」  SM: 「女の子が泣かなくて、安心したか?」尻尾をふりふり。  シャル: っと、ばんわ  SM: 「服か」苦笑交じりに  SM: ばわっす  いぶき@見物: こんばんはーw  シャル: 「泣いても人間の子。親が居る筈ですから」  SM: 「親がいれば、安心か」  灰藤(見学): ・・・こんばんわ(びくびく)  シャル: 「あのくらいの年なら、実の親じゃなくても誰かついてる筈ですもの」  リィト(見物中): こんbんわ  SM: 「ああ。保護者くらいいるだろうな」  SM: 「あんたは?」  シャル: 「私は・・・・・今は居候先の人・・・妖怪が居ます」  SM: 「シャルには、誰かいるのか?」何処か、羨ましそうに。  SM: 「…いるのか。そいつぁ、良かった」そして、安堵したように。  シャル: 「でも最近キノコのせいとはいえ、襲われちゃって怖くなってます」しょんぼり  SM: 「きのこ?」  シャル: 「ヘンな妖怪が沸いて、そいつが作ったキノコ食べると大変なコトに・・・」  SM: 「…ふぅん」  シャル: 「その人、欲張りでそれ怪しいのに食べちゃって・・・」  シャル: 「ほんっと、凄いバカ」はぁ  SM: 「けどよ」  SM: 「話してる限りじゃ、あんま怖がってるようには見えねぇな」  シャル: 「今は一応大丈夫らしいですから」びくびく  SM: 「そか」苦笑。そして、鳴き声。  シャル: 「それに弱点をずっと持ってますし」水のボトルだし  SM: 「そいつぁ、安心だ」  シャル: 「でもやっぱり怖いですね。」ふっ  SM: トラは、また一声鳴いて、通りを見つめます。しばらく見つめて、しばらく黙って。ぽつりぽつりと、呟きます。降りしきる雨の粒のように、ぽつり、ぽつりと。  SM: 「妖怪ってよ」  SM: 「親がいなかったり、するじゃんか」  シャル: 「普通は居ませんね」  SM: 「一人で山奥に住んだりしてるやつも、いるじゃんか。俺みたいに、動物として野良やってるやつも、いるじゃんか」  シャル: 「人間の姿やってない限りネットワークに入るコト少ないですものね」  SM: 「さっきの子じゃないけどよ…生まれて何年もたってないのに、一人ぼっちのやつだっているじゃんか」  シャル: 「・・・・そうですね・・・」ふと寂しい顔を  SM: 「やっぱり、誰かが傍にいるってのはさ」  SM: 「…こういう時、迎えにきてくれる人がいるってのは、嬉しいことじゃねーかな」  シャル: 「きっと幸せなコトだと思いますよ」雨を見上げ  SM: 「アレは、違うのか?」  シャル: 「アレ?」  SM: 道の向こうから、てくてくと。傘を差した、一人の男性が歩いてきます。  SM: 「匂いは、妖怪なんだけどな」  シャル: 「?」  シャル: 「トラさんって凄いお鼻いいんですね」  SM: 「妖怪だからな」  シャル: 「私も妖怪ですけどそんなによくは判りませんわ」  SM: 男性は、てくてくと。ぱしゃぱしゃと近づいてきます。  SM: 「妖怪によるだろ」  SM: 男性は、酒屋のまん前までやってきました。  灰藤(見学): 灰藤「・・・・・・・・・リシャールさん・・・・よかった、ここに居たんですか・・・探しましたよ」傘を上げて  SM: 「ほら。お迎えだ」  シャル: 偽「何他人様の服に泥かけとんじゃああああ」跳び蹴り  SM: にゃーん。  シャル: 「・・・・あ。何でわざわざ探したの?」  灰藤(見学): 灰藤「・・・え?・・・だって、この雨ですよ?リシャールさんが濡れちゃうじゃないですか」  シャル: 「家政夫、こちらトラさん、挨拶してホラホラ」礼儀優先してみる  SM: 「にゃーん」  シャル: 「家政夫みたくバカじゃないから濡れないようにするってば」  灰藤(見学): 灰藤「それに・・・・こんなに遅くなったら、心配するのは当たり前じゃないですか・・・・あ、こんにちは、灰藤敦志っていいます」  SM: 「やっぱり、ちょっと嬉しそうだ」シャルの足元に蹲った、トラ縞の毛皮の猫が。何年を生きたか分からないけど、ただの猫から妖しの獣となった猫が。そういって、また鳴きます。  シャル: 「別に遅くないじゃない。いつもこの後ベンヴェでマスターのカフェオレ飲むんだから」  シャル: 「トラさんったらもお」ばしんっ  SM: 「ふぎゃっ」  灰藤(見学): 灰藤「・・・へ?・・・なんですか?」>トラさんへ  SM: 嬉しそうに、笑いながら。  SM: トラは、のっそりと立ち上がります。  灰藤(見学): 灰藤「ん?ん?ん?」  SM: 「なんでもないさ。ただ、ちょっと俺も嬉しくなっただけ」  シャル: 「あ、トラさん、私の居るネットワークにもネコマタ居るから今度遊びにおいで」  SM: 「ああ、そうさせてもらうよ」  シャル: 「きっとあの子仲間見たら凄い喜ぶから」  SM: そういうと、トラは大きく伸びをして。  SM: 「服、汚すなよ。せっかく綺麗な服着てるんだ」  シャル: 「ありがとう」にっこり  SM: 「あの子も、そんな服が好きだったからな」  シャル: 「・・・・あの子?」飼い主のコトかなあ  SM: そうとだけ言って、トラは屋根の下から。建物の隙間から。器用に、するすると。  SM: 濡れないように、どこかへ消えていきます。  灰藤(見学): 灰藤「(は、話が見えない・・・)」  シャル: 「トラさんまたねー」手をふりふり  シャル: 「・・・・・・・・」トラさんの後ろをずっと見送りつつ考え  灰藤(見学): 灰藤「あ・・・また今度あいましょうね・・・」  SM: 応えるように、最後にふりふりとふられるしっぽが見えました。その尻尾は、もうすでに一本になっていて。  灰藤(見学): 灰藤「じゃあ・・・帰りますか?リシャールさん?」手を差し出し  SM: 灰藤が、手を差し出して。  シャル: 「帰る前にカフェオレ!」  SM: シャルは、そういいながら。  灰藤(見学): 灰藤「・・・・・・はいはい、わかってますよ」笑いながら  SM: 今までの寂しさからか、何故かちょっと嬉しくなって。  SM: 文句をいいながら。手をだしたら袖に、ちょっと雨がかかるような、下手な傘の差し方なのに。  SM: ゆっくりと、けどしっかりと。差し出された手を、握り返し。  SM: ざーーー。ざーーーーー。  SM: ざんざんと降りしきる、強い、強い雨の中。  灰藤(見学): 灰藤「・・・・行きますか・・・とりあえず、べんべですね」歩き出しながら  シャル: 「マスターのカフェオレマスターのカフェオレ♪」嬉しいのの照れ隠しに歌いながら  灰藤(見学): 灰藤「ああ、そうそう、天気予報だとこの後晴れるって行ってましたね・・・」  SM: 天気予報なんて、当てにならないものだけど。今日だって、そのせいで酷い目にあったのだけれど。  灰藤(見学): 灰藤「虹が見れるかもしれませんよ」  シャル: 「天気予報なんて嘘つきだから知らないっ」ふんふんとカフェオレの歌を歌いつつ  SM: 何故か、その言葉はしっかりと。シャルの心の中に、安心感をもたらして。  SM: ぱしゃぱしゃと、水を跳ねながら。二人は、歩いていきます。  SM: その時。向こうから、走ってくる一人の女性。  SM: 傘を差して、綺麗な服を着て。汚れないように気をつけながら、それでも一生懸命に走る一人の女性。  シャル: 「・・・・・あ」ちょっと嬉しい顔になって  SM: 何かを、誰かを探すように、あたりを見渡しながら。ぱしゃぱしゃと走る一人の女性。  灰藤(見学): 灰藤「・・・ん?どうかしましたか?」  SM: 女性の口が、小さく動きます。何度も、何度も。  シャル: 「ん?トラさん良かったねって」にぱー  SM: もちろん、雨の中で。聞こえるわけはないのだけど。  SM: シャルは、彼女が何を言っているのか。しっかりと、分かりました。  灰藤(見学): 灰藤「・・・???・・・そうですか、よかったですねぇトラさん」?顔  SM: ─トラ、トラ…いるの?トラっ…  SM: ぱしゃぱしゃと、水を跳ねながら。  シャル: 「・・・・トラさん聞こえるかなぁ・・・」少し不安になりつつ  SM: 彼女は、あなたたちとすれ違います。  SM: ぱたぱたと。灰藤の持つ傘を、雨が叩く音。  SM: けれど、その音が段々と弱くなっていきます。  SM: ざーーー。ざーー……ぽつ、ぽつ。  SM: 「─トラ、いるの?ここにいるの?トラっ…」  SM: 天気予報なんて、当てにならないものだけど。  SM: あんまり信じたくは無いものだけど。  SM: 今日だけは、当ってよかったな。そう思って、シャルは振り返ります。  シャル: 「トラさん、よかったね」ぽつりと  SM: 雨は、完全に上がり。空は、晴れ渡り。  灰藤(見学): 灰藤「・・・・・・あ、あれあれ、リシャールさんあれ・・・」振り返り  灰藤(見学): 灰藤「・・・・虹・・・ですよ・・・綺麗ですねぇ・・・」  シャル: 「ほんとだ。キレイだね」  SM: 灰藤が傘を畳みながら、しっかりと手を伸ばします。  SM: そして、空にかかる大きな虹。  灰藤(見学): 灰藤「今日は何かいいことがありそうな・・・そんな気がしますね」  シャル: 「カフェオレが美味しかったらそれでいいわ」くすっ  SM: その虹の下で。もう、雑踏にまぎれてしまったあの女性と。もう一度会えるかどうかわからない、あの野良猫と。  SM: 一人と一匹が、会えたかも。そう思うと、なぜかうれしくて。ちょっと、口が緩んでしまって。  灰藤(見学): 灰藤「あはは・・・飛び切り美味しいの、頼みましょうね」  シャル: 「マスターが作ったら美味しいに決まってるわよ。家政夫じゃあるまいし」ふふっ  灰藤(見学): 灰藤「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日のリシャールさんて・・・・なにかありました?」  シャル: 「え?何で?」くすくすっ  灰藤(見学): 灰藤「・・・なにか・・・とっても嬉しそうで・・・とっても綺麗ですよ・・・?」  シャル: 「キレイとか家政夫らしくああいー」くま包丁でぐいぐい  SM: そりゃ、そうだ。とっても嬉しくて。とっても綺麗なものを、見たんだから。  SM: けど。いつもみたいに、照れ隠し。  灰藤(見学): 灰藤「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、あはは・・・」びくびく  SM: そして、二人は歩いていきます。  SM: 二人から見れば、虹は後。背後の空に、大きくかかって。  SM: けど。懐かしい声を聞いて、ふと立ち止まったトラから見れば。懐かしい鳴き声を聞いて、慌てて駆け寄る女性から見れば。  SM: その虹は、大きく、大きく。シャルと、灰藤の上にかかっていて。  シャル: トラさん・・・(つД`)ホロリ  SM: そして、二人は歩いていきます。  灰藤(見学): よかったね、よかったね・・・  SM: 大きな、大きな虹の下を。  SM: 特に嬉しかったわけじゃない  SM: 特に怒りに震えたわけでもない  SM: 記憶の中に埋没するであろう一日  SM: でも振り返れば大切だったと思えるかもしれない一日  SM: 「リシャール・フォン・ヴァンドーム じゃのめでおむかえ。」  SM: これにて終了でーす  ATO@仕事中ログだけ取り: あいおつかれ  SM: お疲れ様でしたー!灰藤さん、突然ゲスト頼んでごめーんねw  灰藤(見学): 灰藤「(く、リシャールさんが・・・手をつないでくれている・・・・くくぅ!)」  いぶき@見物: ぱちぱちぱちぱち  シャル: おつかれさま〜ぽてぽてぽてぽて〜  SM: うーむ  灰藤(見学): お疲れ様でした・・・  ATO@仕事中ログだけ取り: ぐっどたおみーん  ヨゴレ(見学): お疲れ様